複数の大手企業様から、正式標準見積システムとして採用実績がある、ミクロ工業の原価明細見積システムをご紹介致します。

部品のどの部分にコストが掛かっているのか、とても分かりやすいとご好評頂いておりますが、弊社がこのシステムを採用したのは1980年代です。
当時は手書きでしたが、コンピュータ化が進んで更に詳細でスピーディなお見積りが可能になりました。

お見積書の見本はPDF形式でこちらにご用意致しました
(クリックすると別ウィンドウに表示致します)。


お見積書の様式は以下のようになっており、材料費から各工程ごとの単価が表示され、右端に単価・合計額が表示される仕組みです。

部品名 材質 材料費   旋盤 フライス ボール盤 研磨     焼入れ メッキ 数量   単価 合計
A001 A5056B 500   2,000 1,000 500       300 1     4,300
A002 SUS304 800     3,000 1,000         2   4,800 9,600
A003 S45C 500   3,000   1,000 2,000   1,000 500 2   8,000 16,000
 
合計額
29,900
税込合計額
31,395


材料については例えば同じ形状で異材種のお見積りの場合、材料費による価格差、加工コストの違いが明確に分かり、
材料費は余り変わらないが、加工コストが大幅に違う、などと言う事が分かります。

工程別の価格については、どの部分の工程がコストが掛かっているのか分かり、例えばボール盤(穴開け加工)のコストが掛かっている場合は、
穴のサイズを変更したり穴の個数を減らしたりする事でコストダウンが出来る事が分かります。

或いは図面は丸い形状になっているが、旋盤の項目は空白で、フライスの項目に費用が書かれている場合は、フライスで加工した方が
コストが掛からない為、そのような方法を取っている、という事が分かります。

業者に見積を依頼した際、単価だけの回答を得るケースがほとんどだと思いますが、弊社の場合、材料費やメッキの費用は実費ですので、
メッキの価格が意外に安価であると言う事を初めて知らされる事が多いようです。

単価に含まれてしまうと、どこにどれだけの費用が掛かっているのか分かりませんが、加工屋の場合は単価だけの回答というのが
当たり前の業界になっていますので、このようなシステムを利用する事を全ての業者様にもお勧め致します。

お見積りの提出方法は、現在は70%がPDFファイルをメールで送信させて頂いており、従来のFAXに比べ、鮮明で見やすく、
印刷が不要の場合は紙代も掛からずに経済的です。
またお客様の部門内でお見積書を回覧する場合はメールで送るだけで済みますのでとても効率的です。

もちろん、官公庁や大学様向けには、納品時に原紙に押印して添付しており、どのお客様においても郵送やFAXによる提出も可能ですので
そのような場合には別途お申し付けください。

メールでお見積りをご依頼頂いた場合には、特にご指定がない限りはPDFファイルにて送信させて頂きます。


※弊社専用にソフトウェアを開発している為、 他の業者様へこのシステムを販売する事は出来ませんので何卒ご了承ください。