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カテゴリー「」の検索結果は以下のとおりです。

ラジコン用パーツ

  • 2010/02/10 10:25
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ファイル 62-1.jpg

最近特によくお問い合せ頂くのが、ラジコン用のパーツです。

主にアルミ製部品で作成の依頼を頂く事が多く、ホイールやウイングのパーツを加工しております。

今回ご依頼頂いたのはウイングステーです。
写真は白アルマイトのメッキ処理を施したものです。
材質はアルミの中でも高い強度を誇る、A7075です。

アルミについてよくお問い合せ頂きますので、ここで簡単に説明致しますが、一般的な材料としては、A5052→A2017→A2024→A7075、と言う順で強度が高くなります(板材)。
A5052は最も一般的と思われる材料で、普通アルミと呼びます。
A2017はジュラルミン、A2024は超ジュラルミン、A7075は超々ジュラルミン、と呼ぶ時もあります。

弊社は開発関連で長年協力させて頂いている関係上、かなり特殊な材料で加工する事が多いですが、一般的に出回っていないアルミ材がこの他にも沢山あり、A7075より強度が高い材料も実は存在します。
非常に高価な材料の上、入手が困難ですので個人のお客様はもちろん、企業のお客様でも簡単には入手できない材料です。

ただ自転車やバイクに多く使われているのはA7075までですので、個人のお客様においては、A7075でも十分な強度を得られるのではないかと思います。
最終的にはお客様の判断で材料の選定を行って頂きますが、A7075はアルミの中でも高価な材料ですので、使用環境やご予算に合わせて選んで頂きたいと思います。
もっとも、今回のような小さな部品であれば、A7075であっても、材料費は数百円ですので、それほど気にしなくてもよいかも知れません。

アルミ製軸

  • 2010/02/09 08:32
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非常に簡単な形状で申し訳ありませんが、こんな簡単なものでもお引き受けしております。価格は1個3,000円です。(税抜)

ちょっと高いな、と思われるかも知れませんが、外径サイズが0.01mm単位まで指定されており、公差も付加されている、それなりに精度が要求される部品です。

お話を伺ったところ、やはりこの程度の精度が必要とのことで、若干コストが掛かりますが、ご了承頂きました。

今回のように、形状が単純であっても精度が必要になると加工時間が掛かるのでコストが上がります。
このような事は恐らくどの工場へ依頼しても同じだと思います。

例えば、10.00mmを狙って加工して欲しい、という場合と、狙いは10mmで、0.1mm程度はズレてもいいよ、という場合では全く要求が違うと言う事がお分かり頂けると思います。

寸法に「10」とある場合には10mmを狙いますが、弊社では±0.1mm程度の誤差を許容範囲としています。
0.1mmもズレては困る、と言う場合には「10±0.01」等と指定して頂き、その通りに加工致します。

ここで気を付けて頂きたいのは、例えば穴のサイズを「φ10.1」と指定して頂く時です。
φ10.1となっていると、私共は、恐らくφ10の棒かM10のネジが入るのだろうと想像しますが、先程の許容範囲を当てはめると、φ10.1は、「φ10.0 ~ φ10.2」までOK、という事になります。

φ10.1と書いているのにφ10.0になっているのはおかしい、と思われるかも知れませんが、そうならないために、寸法公差という物があり、精密加工業では、この公差を沢山使用しています。

この場合は、「φ10 +0.1 / 0」と書く事で、「φ10.0 ~ φ10.1」の範囲で加工せよ、という意味になります。

φ10.1とだけ書くとφ10.0でも良いわけですから、φ10の棒は入らない恐れがあります。そうならない為にも、是非お客様の方でも、公差を利用して頂きたいと思います。

公差無しの寸法を指定して頂いた場合は、こちらからお問い合せすることもございますが、「この穴には10mmの棒が入る」等の仕様説明などを頂けると、その後の打ち合せがスムーズになるかと思います。

間違いのない品物をお届けする為に、ご面倒かとは思いますが、何卒ご協力頂きたいと思います。

参考までに、弊社へご依頼頂く際の注意事項がまとめてありますので、宜しければこちらをご覧ください。

アルミプレート

  • 2010/02/05 16:25
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ファイル 60-1.jpg

以前製作したプレートの改良版(?)を製作致しました。

以前に比べ形状が若干変更になりましたが、同じ価格にてお見積もり致しました。

一見簡単そうに見えますが、薄いとそれだけ反ったり歪んだり、変形する恐れがあるので、切削加工においては余り好ましくありません。板の厚みは1.5mmです。

曲げ加工ではもちろん薄い方が良いわけですが、切削する場合には加工する際に熱が発生して、その熱で変形が起こります。

例えばステンレス製で厚みがあるものでも、削ればそれだけ変形しますので、特に高い精度が要求される場合はただ切削するだけではなく、変形しないように色んなノウハウを駆使して製作致します。

ただ、肉眼では分からないレベルですので、個人のお客様においてはそこまでの精度を必要とされる事は余りないでしょう。

望遠レンズ補強プレート

  • 2010/02/03 10:33
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今回ご紹介する製品は、当ブログでは珍しくセット物でマルチマテリアルな内容となっております。
材料はアルミ、ステンレス、樹脂(デルリン)の3種で構成され、私共からお客様へご提案した内容です。

カメラで撮影する際、手ブレという物は存じておりましたが、シャッター時にミラーが動作する事によるブレの存在について全く知りませんでした。
個人のお客様はパーツをお求めになる理由が様々で、大変勉強になり感謝しております。

さて通常一眼レフカメラのシャッターでブレが生じる事で問題になることは無いそうですが、望遠レンズ、特に500mm程度の長いレンズとなるとシャッター時のブレがかなり画像に影響するそうで、ブレが生じないようにカメラとレンズを一体化したい、と言うのが依頼内容です。

今回のお客様は、弊社へご来社する際、とても重いレンズを持ってきてくださいました。改めてお礼を申し上げます。
実際に品物を見ながら、レンズ側の穴位置を確認し、設計・図面に反映しました。

本体のプレートはアルミ製で、レンズの支えが入る部分を掘り込んであります。裏から三脚ネジで留める構造です。
反対側にはカメラ本体を、やはり三脚ネジで留めますが、カメラの高さが合わない為にスペーサーを間に入れます。

そして望遠レンズを押さえつける為に、カメラと反対側の先端部には、ステンレス製のネジと、レンズを押える為に樹脂製のブッシュを使用しました。これで押さえつけてもレンズを傷つける事はありません。

ネジはアルミに対する金属という事でステンレスを使用しました。丈夫なネジで、かじり付く事もありません。

全長は約500mmです。この上に乗る望遠レンズがとても長い事がお分かり頂けると思います。
ファイル 59-1.jpg

ステンレスネジ部拡大
ファイル 59-2.jpg

コンパクトカメラ用グリップ

  • 2010/02/02 08:43
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コンパクトカメラ、特にコンデジと呼ばれるコンパクトデジタルカメラは、携帯電話のカメラが高性能になったとは言え、やはり専用カメラの性能には適わず、沢山の人がお持ちだと思います。

さて、カメラが高性能、かつサイズがよりコンパクトになった結果、シャッターを押す際にブレが生じ、思い通りの写真が撮れないという結果になりかねません。

同様の商品はこれまでにもあったようですが、弊社ではお客様からのご提案で今回2種類のグリップを企画、1つずつ試作致しました。

現在この商品は、1-OFF.jpの方でご購入希望の方を募集させて頂いております。既に何人かの方に応募頂いておりますので、商品化を決定し、初期生産分の製作を開始致しました。

下の写真はいずれもカメラに取り付けた状態のものです。カメラ下部についている、黒いグリップが今回ご紹介する商品です。

商品がご用意出来次第、1-OFF.jpで告知する他、ご応募頂いた方には電子メールで直接ご連絡致します。

グリップ TYPE-A
ファイル 58-1.jpg

グリップ TYPE-B
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光学ネジ

  • 2010/01/28 14:32
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ステッピングリング(ステップアップリング)という物が一般的に販売されているようで、弊社は長年光学部品を作っているメーカーですが、今まで知りませんでした。

もちろん同様の製品はこれまで何百、何千、と作ってきましたが、そのような名称で売られているとは知りませんでした。

早い話が一つの部品にオスネジ-メスネジ両方あるリングで、主な用途は、カメラにフィルターやレンズを取り付けたいがネジが合わないので、その間を結ぶリングが一つ必要になる、という訳です。

市販のステッピングリングでは、規格サイズしか売られていない為、特殊なネジを持つレンズだと適応していないので製作するしかありません。
また今回はお客様の要望で、リングを取り付けて焦点距離が出来るだけ長くならないように、と言う事で、ネジのないストレート部分というのが存在しません。
オスもメスも同じ長さの、本当に単純なネジですが、この厚みに関しては相手部品を測定した上で0.05mm以下の精度で製作しました。

それくらい、ギリギリまで厚みを抑える必要があるのです。
技術的、かつ専門的な話になりますが、これ以上厚いと焦点距離が長くなり、逆に薄くなるとシャッターユニットのレバーに干渉してしまう為、使用の際に問題があります。

下の写真で左上に写っているのがシャッターユニットで、右側に写っているネジを取り付ける為のアダプターを今回製作致しました。
ファイル 57-1.jpg

いつものようにツヤ消し黒アルマイト処理をしてお客様に納品致しました。
ファイル 57-2.jpg

自動車用部品

  • 2010/01/22 18:03
  • カテゴリー:

ファイル 56-1.jpg

当ブログで鉄製の製作品をご紹介するのは今回が初めてになります。

自動車などに使われる回転軸には鉄製の部品を製作する事がありますが、鉄ならば価格の変わらないステンレスをお勧めしておりますので、個人のお客様では余りご注文頂く事はありません。

今回の部品は自動車のブレーキ周りに使用される部品で、ステンレスよりも強度のある材料をお客様の方からご指定頂いたので、特に変更する事なくそのまま承りました。

鉄の中でもSCM440という種類で、引っ張り強度などに良いデータを持つ材料です。

今回のように、材質の規格を指定して頂いた上で、入手性、加工性に問題が無い場合は、そのままお引き受けしております。

カメラ用部品

  • 2010/01/19 17:45
  • カテゴリー:

ファイル 55-1.jpg

企業のお客様はもちろん、個人のお客様でも、2回目、3回目と継続してご依頼頂く事は大変嬉しく思います。

今回のお客様は前回カメラ用の部品をご依頼頂きましたが、今回はもう少し手の込んだ製品で、やはりカメラ用の部品をご注文頂きました。
右上の彫刻がしてある部品が既存のカメラ部品で、それに合うような部品を3点製作致しました。

カメラや光学部品は精度が要求されるので設計段階でも全てきちんとした寸法で、0.1mm以下の精度はもちろん、場所によっては0.02mm以下の精度で加工致します。
もちろん精度を上げれば加工コストは上がってしまうのですが、ガタがない、きっちりとした精度をお求めの場合には、コスト増はやむを得ないところだと思います。

必要なところは精度を上げて、そうでないところは通常の加工にすることで、メリハリを付けて余計なところでコストが上がらないように気を付けております。
これらは全てお客様に了解を得て上で、図面についてご了承頂いてからご注文及び加工させて頂いております。

ステンレス部品

  • 2010/01/12 16:56
  • カテゴリー:

ファイル 53-1.jpg

個人のお客様向けに、ステンレス製のボルトを納品致しました。

材質はSUS303になります。

当ブログでは何度もご紹介しておりますが、ステンレスの中で一般的なのがSUS304で、加工性を良くしたものがSUS303になります。

見た目の違いはほとんどありませんが、やはり並べると、SUS304の方が光沢があるのが分かります。

外観にこだわらなければ、加工性が良くコストが掛からないSUS303をお勧め致します。

ただ板材の場合はSUS303だと高価になる場合もあり、とにかく安く、と言う場合は「ステンレス」とご指定頂ければこちらで選定致します。

バイク用部品

  • 2009/12/29 12:48
  • カテゴリー:

ファイル 51-1.jpg

今回ご紹介するのはバイク用の部品です。ショック用アダプターです。
材質はアルミの中でも一番の強度を誇る、A7075を使用しました。
総削りだしです。

この材料は、材料費も最も高価ですが、バイクや自転車、ロボットの部品などに多用されていて、鉄やステンレスほどの強度は無いものの、軽くて丈夫ですので、構造用部品を製作する際、弊社でも頻繁に使用しています。


さて、本年の営業は本日で最後になります。

ブログを開設してからと言うもの、当ブログをご覧になってのお問い合せやご注文を頂くことがあり、大変嬉しく思います。

弊社で製作している物の99%以上は企業様向けの製品で、ご紹介できるのは残りの1%以下になりますが、今後も個人のお客様からご注文頂いた製品を沢山ご紹介して行きたいと思います。

来年も、何卒宜しくお願い致します。

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