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カテゴリー「」の検索結果は以下のとおりです。

アルミ部品

  • 2009/12/24 19:44
  • カテゴリー:

ファイル 48-1.jpg

今回ご紹介する部品は、個人のお客様が緩衝材の目的として使用するもので、精度はそれほど必要とされておりません。

この記事で注目して頂きたいのは、カッター跡です。

この部品はフライス盤という機械で切削したものですが、フライス盤に限らず、マシニングセンターであっても、フライス加工の場合、エンドミルが走った跡がワーク材の加工面に残ってしまいます。

この写真では光を当ててカッター跡を強調しているものですが、実際の品物を肉眼で見ると、それほど目立つ物ではありません。
手で触ってみても、傷があるという感触は一切無く、厳密にはサブミクロンレベルでの段差はありますが、企業のお客様に要求されているような精密部品であっても、このようなカッター跡が問題になることはありません。見た目だけの問題で、精度の面では問題がないからです。

また、つや消しのアルマイト加工を行うとカッター跡がある程度消える為、外観状の問題もほとんど解消されます。

メッキをする役割は、アルマイトの場合は耐久度アップが一番の利点ですが、色が均一になることで外観品質がアップすることにもなります。

システム手帳用ホワイトプレート

  • 2009/12/18 14:54
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ファイル 49-1.jpg

今回ご紹介する製品は、システム手帳を使う際の補強と、記入時にしっかりと書き込む為に手帳の中に挟むアルミ製の板です。

板の厚みは1mmしかありませんが、プラスチックと違いこの厚さでも曲がったり、折れたり、反ったりする事はありません。

プラスチック製で同様の製品はあるようですが、弊社ならではの特色を生かし、アルミ製で表面は白アルマイト処理を施し、美しい仕上がりになっています。

金属ですのでプラスチックより強度が高いのはもちろん、アルマイト処理をすることで表面の硬度を更にアップさせていて、傷が付きにくくなっています。

元々個人のお客様からはっきりとした使用目的、寸法をご指定頂いて製作した製品ですが、システム手帳をお使いの方で、同様の商品を探しているお客様もいるのではないかと思い、今回1-OFF.jpのホームページ上でも購入希望者を告知させて頂く事になりました。

希望者が多ければ多いほど販売額が下がりますので、沢山のご応募をお待ちしております。

ご希望の方は1-OFF.jpをご覧ください。

中判カメラ用アダプター 2

  • 2009/12/16 17:43
  • カテゴリー:

ファイル 47-1.jpg

前回ご紹介したアダプターですが、この他にも同時に、合わせて3点のご注文を頂きました。

全てつや消しの黒アルマイト処理をして、お届け致しました。

写真にある部品のうち、左の部品のネジ部分をご覧頂くとお分かりかと思いますが、一部メッキが剥げたような状態になっています。

これはアルマイトをする時に必要な「接点」で、アルマイトは電気を流してメッキをするので、部品の中に、電極を取り付ける場所が必要になります。

光学部品ではこの接点が意外と重要なのですが、普段光学部品を扱わないような工場は、接点をレンズ側にしたり、外装の目立つところにしたりすることがありますが、品質を損なう恐れがありますので、光学部品に慣れたところに依頼した方が良いかと思います。

弊社では、お客様の側で接点を指定して頂く事もありますが、ほとんどはお任せ頂いています。

電極を取り付けた部分はメッキの染料が浸透しないので、メッキが剥げたのではなく、メッキが付かない部分が出来てしまうのです。
白アルマイトの場合はほとんど目立ちませんが、ご覧のように、黒系のアルマイトは、剥げたようになってしまうので、使用時には隠れるような場所を接点として指定しなくてはなりません。

ステンレス駒

  • 2009/12/10 17:11
  • カテゴリー:

ファイル 44-1.jpg

当ブログでご紹介するのは初めてですが、腕時計用の部品をこれまで何度かご依頼頂きました。

継続して何度もご注文頂くお客様もおり、企業様で、時計店のお客様もいらっしゃいます。

部品が小さすぎて、工作機械無しでは難しい部類の加工になると思います。

時計用では、材料もほとんどステンレスの場合が多く、この材料はヤスリ掛けするだけでも大変ですから、精度を出すとなると難しいかと思います。

今回の部品は腕時計の駒と言うことで、ご覧のようにかなり小さいですが、小さいとそれだけ各寸法の精度も必要になってくるので、小さい物ほど精密になると考えても良いかも知れません。

アルミプレート

  • 2009/12/08 17:45
  • カテゴリー:

ファイル 43-1.jpg

今回ご紹介する製品は、縦110mm x 横70mm、厚み1.5mm、というアルミの板です。
一見すると板金部品のようですが、弊社は、社内には板金加工を行う設備がありませんので、このような薄い板の切り出しも、フライス加工にて行います。
精度が必要な場合にはワイヤーカットで加工することもありますが、加工時間はフライスの方が短くなるので、特に精度を必要としない、個人のお客様向けとしては、少しでも安い方で加工致します。

最初、四隅の角にアール加工をご指定頂きましたが、外側のアール加工はフライスでは簡単に加工出来ないので時間が掛かり、コストアップの要因となる為、面取り加工への変更をご提案致しました。

お客様の方で、少しでも安い方が良い、と言うことで、そのまま面取り加工で加工致しました。

ヤスリを使い、手作業で丸めれば加工自体は簡単ですが、曲面を手作業で加工するのは難しく、熟練した職人でも寸法が一定しません。
寸法が一定しないような加工は、基本的には行っていないので、特にお客様の方でご希望頂く時以外は、そのような加工は行いません。

弊社としましても、寸法精度が出ている、きちんとした品物を加工したいと思っております。

煙管(キセル) 2

  • 2009/12/01 16:14
  • カテゴリー:

前回に引き続き、キセルのご紹介です。

デザイン性の高い製品なので、通常よりも若干多く、図面のやり取りをさせて頂きました。

お客様が疑問や不安をお持ちのまま図面への承認をしてしまい、加工をスタートしてしまうと、あとから追加工したり新規製作の為の費用が発生してしまうので、納得行くまで何度でも修正を依頼してください。
その方が、こちらとしても満足度が高いです。
図面や画像から製品をイメージして頂き、その通りの製品が届いた時には、皆様から驚きと喜びの声をお寄せ頂きますが、お客様に満足して頂く事が第一でございますので、寸法の変更や形状の変更は何度でも自由です。
設計に関しては元々無料ですから、何度変更を行っても追加の費用は発生しません。

但しその分時間は掛かることになりますので、その点についてはご了承ください。

さて今回の製品の設計段階はこのようになっておりました。
当ブログをご存じの方は何度もご覧頂いているかと思いますが、立体かつ分割にしており、実際には見えないところまで視覚化出来るので、非常に分かりやすいと思います。
もちろんこの他にも全ての部品に対して加工用図面を用意し、寸法について1mm、或いは0.001mm単位で確認して頂きます。
ファイル 41-3.jpg

火皿を上から見るとこのような感じになります。
ファイル 41-1.jpg

そして最後に全体像の写真です。
全長は約500mmほどになります。
ファイル 41-2.jpg

煙管(キセル) 1

  • 2009/11/26 14:37
  • カテゴリー:

キセルというと江戸時代かそれより昔を思い出すのですが、現在でも愛好者が少なくないようで、私は今まで知らなかったのですが、木や金属を用いた昔ながらの煙管を今でも手作りしている職人さんがいるということです。

ところが全て金属となると手作業だけでは限界があると思います。
特にステンレスは削りにくい材料で知られていますから、工作機械を使い、高速で切削しないと仕上がりも良くないことでしょう。

完成写真は以下の通りです。
部品点数が4点で、2セットご注文頂きました。
全体像の写真は、次回掲載させて頂きます。

ファイル 40-1.jpg
吸い口の部分です。

ファイル 40-2.jpg
反対側の部分は球面になっており、その上に火皿が乗ります。
本体パイプの両端には螺旋模様が刻まれています。

材質は全てステンレス(SUS304)です。
磨き作業などは行っていません。加工してそのままの状態です。

つい手にとって近くで見てみたくなるような美しい仕上がりです。
お客様からこのような指定を受けたわけではありません。通常の仕上げでこの程度になります。

タンパー用スタンド 発売のお知らせ

  • 2009/11/24 13:08
  • カテゴリー:

弊社で製作・販売しておりますタンパーですが、お陰様で大変好評を頂いておりまして、お買い上げ頂いたお客様に、この場を借りてお礼を申し上げます。
ご利用頂きありがとうございました。

さてこの度、このタンパー用スタンドの発売を開始しましたことをお知らせ致します。

ファイル 39-1.jpg
ファイル 39-2.jpg
形状としては単純なもので、弊社製タンパーがピッタリ収まるようになっており、この部分を利用して、タンピングの際の台としてもご利用頂けます。

材質はポリアセタールで、プラスティックの中でも強度のある材料として知られているほか、食品用産業機械などでもよく使われている材料ですから衛生面でも問題ありません。

コスト面を考えると、他にもっと安い材料もありますが、強度や衛生面を考え、末永くご利用頂く為にこの材料を使用しました。

弊社製タンパー及びタンパースタンドについての詳細は、こちらまでどうぞ。

続・望遠鏡用アダプター

  • 2009/11/20 15:10
  • カテゴリー:

ファイル 38-1.jpgファイル 38-2.jpg

一昨日にご紹介したアダプターですが、お客様より取り付け状態の画像を頂戴しました。ありがとうございました!

弊社で撮影した写真のご許可のみならず、取り付け状態の写真、使用状態の写真をお送り頂くお客様も多く、大変感謝しております。

こちらとしても無事取り付けられたと確認が出来ますし、お客様ご自身から、問題なく使用している等、お喜びの声を頂戴するのはとても有り難いことです。

今後もより一層、品質向上のため努力を惜しまぬつもりです。

製品はもちろん、お見積もりや営業も、出来る限り迅速に、丁寧に対応させて頂く所存でおりますので、今後とも宜しくお願い致します!

望遠鏡用アダプター

  • 2009/11/18 16:32
  • カテゴリー:

いつも当ブログをご覧頂き、誠にありがとうございます。

ブログをご覧になって、似たような部品をお願いしたい、というご依頼を頂くようになり、大変嬉しく思っております。

特に多いのがカメラ用のアダプターで、特殊なマウント同士を接合したり、メーカーの方で販売を中止している部品と同様の部品をご依頼頂くケースも多いです。

普段カメラを取り扱っている方は、ネジの仕組みやカメラ用部品の品質の高さをご存じなので、弊社としては慣れている分、打ち合せもスムーズに進むことが多いです。
お客様の知識の豊富さには驚かされるばかりですが、その分期待も大きいと思いますので、それに負けないだけの品質をお届けしたいと思っています。

今回ご紹介するパーツはカメラとは違いますが、同じく光学製品としてよく知られる、望遠鏡に取り付ける部品です。

既存のネジをお送り頂き、そのネジに合うようにプレートを製作致しました。

お借りしたネジと製品
ファイル 37-1.jpg

ネジが入るかどうか確認
ファイル 37-2.jpg

つや消し黒アルマイトをした状態
ファイル 37-3.jpg

ネジについては、私共では通常、ネジゲージに合わせてネジのサイズとピッチを確認するのですが、そのゲージに合わない製品がとても多いです。
例えば今回の部品は、「M57 x 0.75」というネジですが、57の部分が少し大きかったり、ピッチが0.8だったりする事があります。

市販のネジやナットはどこにでも入るようにガタ(隙間)を大きく作られていて、普段お客様が感じているような、クルクルと簡単に入るようなネジがそうです。

カメラや光学製品に使われているネジはこのガタを好みません。
ですので逆に、少しでも寸法が狂うと相手のネジが入らなくなる事があり、そう言うことがないようにゲージを入れて確認するのですが、そこまで管理されていない事が多いのが現実です。

今回送って頂いた現物は日本製の、最近作られたマウントで、ゲージがきちんと入りました。
このように、お互いきちんと作られた物同士で接合する時は、全くトラブルがなく、スムーズに接合できるので作る方としても大変ありがたいです。

ネジはどこにでもあるような製品ですので、そんなに難しい物とは知らなかった、と思われるお客様も多いと思いますが、きちんとしたネジを作るには、それなりの苦労があります。

ただ、相手のネジをお借りできないケースもございまして、その場合にはやむ無くネジを緩めに切らせて頂いております。

お客様におかれましては、きちんとしたネジを作るというだけでなく、ネジが入るかどうかの確認が私共の方で事前にチェックできますので、出来ましたらネジをお送り頂きますようお願い致します。

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