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2009年09月07日の記事は以下のとおりです。

表札1

  • 2009/09/07 14:28

14.jpg

弊社は光学製品をよく扱っている関係で、アルミのリングに文字を彫刻する加工をよく行っています。
お客様は光学メーカーですので写真を公開する事は出来ませんが、カメラのズームレンズ等に彫ってある文字、と言えばご理解頂けるでしょう。
加工後、黒ツヤ消しアルマイトをして、文字に白や赤でスミ入れをしてお届けしています。

彫刻加工では、ご存じのように文字や図形をあらゆる形で彫り込む事が出来ます。
下の写真は弊社のロゴを切削したものですが、コンピュータ上でデザインが可能なものでしたら、ほとんどの物が製作可能です。

一方で、お客様からのデザインを元に切り抜く加工というのも行っています。

薄い金属板の場合、エッチングやレーザー加工により安価で制作できますが、レーザー加工は一般的には2mm程度が限度で、それ以上の厚みが必要な場合や、精度が必要なものはワイヤーカット加工に頼るしかありません。

マシニングセンターのフライス加工による切り抜き加工も勿論可能ではありますが、エンドミル(ドリル状の切削工具)で加工するには細さに限界がありますし、細ければ細いほど加工時間が掛かり、コスト増大の要因になります。
今回のような小さな文字を彫るには、膨大な時間が掛かります。

さて、今回は、ワイヤーカット加工がどれほど精密に加工できるか、一つの証明として、こんな物を製作してみました。
ファイル 14-1.jpg

拡大するとこんな感じになります。
ファイル 14.jpg

試作品の為、ヘアラインが多少粗いですが、鏡面加工をすることも可能です。

どのようにして製作したか、詳しくは次回お伝えしたいと思います。

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