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2009年11月04日の記事は以下のとおりです。

個人のお客様向け光学部品

  • 2009/11/04 17:38
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光学部品は精度やその他の面についての要求が高いことはこれまで当ブログでご紹介させて頂いた通りですが、寸法はそれほど重要でないパーツも、やはり光学部品であるならきちんと製作すべきだと思います。
ただし弊社で取り扱っている部品は全て光学部品と同等の扱いをしておりますので、ご安心ください。

今回ご依頼頂いた部品はQTVR装置に取り付ける追加部品で、QTVRについては以前の記事でご紹介しました通り、大がかりな装置を一式納入させて頂いた実績がございますが、この時の装置はオブジェクトを回転させて、オブジェクト自体の立体画像を生成するのが目的です。

今回の場合はカメラ自体が回転することで360度周囲に渡ってパノラマ画像があるような写真が撮影できます。

今回お客様にご自身が撮影されたサンプルをご紹介頂きましたが、大変驚きました。一種の芸術のような、美しく、そして不思議な感覚を体験できます。
技術的には、建物内部を撮影したり、観光地の風景を撮影したりと多方面に使われているようですが、そこはQTVRの技術と言うことで、単なる写真ではなく、インタラクティブ性を持ったコンテンツになっておりました。

機会があれば弊社の工場内を撮影したいと思います。

さて部品の方ですが、構造としては単純で、写真には写っていませんが裏面に丸い穴が凹んだ形状になっています。
アルミ無垢の状態と、下は白アルマイトをした状態の写真です。

アルマイトについてはまた詳しくご紹介できたらと思いますが、一般的には黒、次いで白、その他、赤や青や金色など、多彩にあります。
白の場合は塗装したように真っ白になるわけではなく、別名クリアーアルマイトとも呼ばれるように、薄く白っぽくなる程度です。
メッキをする際薬品を使いますので余り白くし過ぎると素材に悪影響を与えることから、大体この程度で留めております。
黒の場合には完全な黒になります。カメラの部品でご存じの色合いです。

アルマイトと聞くと単なる装飾的な意味合いで、色を付けたい場合に使う、とお考えになるかも知れませんが、弊社では、お客様から用途を聞いている場合で耐久性が必要な場合や、ネジがある場合には、アルマイト加工をお勧めしています。

アルマイトは電気を通さなくなる位、被膜が付き、強度が高くなりますので、金属同士が接触するネジの様な場所がある場合は特にお勧めです。

写真の部品は50mm x 50mmに満たないサイズですが、メッキの価格は500円程度で耐久性が格段に上がることを考えるとかなりコストパフォーマンスは良いと思います。

アルミの部品をご依頼の際は、是非アルマイトをご検討ください。

ファイル 32-1.jpg

ファイル 32-2.jpg

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