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2010年06月29日の記事は以下のとおりです。

バイク用部品

  • 2010/06/29 09:00
  • カテゴリー:

ファイル 105-1.jpg

バイク用の部品をアルミA7075材にて製作致しました。

外周面のアールになっている所はワイヤーカット放電加工機にて切断しました。
もしこの形状を切削加工で行おうとすると5軸かそれに近い制御が可能な工作機械で加工しなくてはならず、かなり手間とコストが掛かりますが、ワイヤーカット加工ならばずっと短い時間で切断出来ます。
ただワイヤーカットは精密版イトノコのような物なので、必ず上下に貫通した形状でなくてはなりません。
板に溝を掘ったりする加工には適さないので、全てに万能というわけではありません。

また、今回特にそうなのですが、A7075のような調質材は、表面が黒く変色してしまい、美観を損ねてしまうと言う欠点もあります。
カットした表面がザラザラになってしまうのは、これまで当ブログでも何度かお伝えしている通りです。
触った感触はザラザラではないのですが、これもやはり見た目の問題です。

ただワイヤーカットについては、上のような欠点を除けばとても便利な機械で、この機械のみを専門に所有している工場も多く、レーザーなどに比べ精密で厚板もカット出来るので日本各地の工場で活躍しています。
弊社では3台所有していますが専門工場ではないので、ワイヤーカット単独で終わる部品は余り無く、旋盤やフライス加工との複合加工に利用しています。

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