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カテゴリー「」の検索結果は以下のとおりです。

望遠鏡部品

  • 2010/07/02 11:50
  • カテゴリー:

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望遠鏡や超望遠ズームレンズなど、大型の光学製品をお使いの方は、しっかりとした剛性をお求めになる事が多いようで、既製の製品ではガタがあったり耐久性の面で問題があるとのことで、ご注文には至らないまでも、このようなお問い合せは頻繁に頂いております。

今回のお客様は望遠鏡をお使いですが、現在お使いのチルト(角度を傾ける)機構は角度を自由に変えられるメリットがある反面、固定力が弱い場合があり、角度固定でがっしりとしたアダプターをお求めとのことでした。

弊社でも設計の傍ら、シータ、ゴニオなどと言った角度を決める機構を検討したり、お客様の図面で製作したりしておりますが、角度を決めたあと、いざ固定となると中々難しく、上に重たい物が載る場合にはそれなりに大きな装置になって、固定具も大きくなり、コンパクトにまとめるには難しい部分があります。

ただ逆に、角度さえ固定してしまえば、角度を決める機構は一切要りませんので形状が簡略化でき、コスト削減に繋がる他、剛性は比べものにならないほどしっかりしたものになりますので、光学製品でも、角度を少しずつ変えた部品をこれまでに幾度となく製作してきました。
このような際、光学メーカーの研究部門のお客様で、角度を変えて、何パターンかで実験する、というお話しを伺ったことがあります。

今回のお客様はもちろん個人の方ですが、下は望遠鏡の架台に取り付ける部品、上は望遠鏡、そしてこの二つのアダプターを結ぶ角度を決める部品、3つで構成されており、とてもシンプルで必要最低限の条件を満たす作りになっております。

バイク用部品

  • 2010/06/29 09:00
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ファイル 105-1.jpg

バイク用の部品をアルミA7075材にて製作致しました。

外周面のアールになっている所はワイヤーカット放電加工機にて切断しました。
もしこの形状を切削加工で行おうとすると5軸かそれに近い制御が可能な工作機械で加工しなくてはならず、かなり手間とコストが掛かりますが、ワイヤーカット加工ならばずっと短い時間で切断出来ます。
ただワイヤーカットは精密版イトノコのような物なので、必ず上下に貫通した形状でなくてはなりません。
板に溝を掘ったりする加工には適さないので、全てに万能というわけではありません。

また、今回特にそうなのですが、A7075のような調質材は、表面が黒く変色してしまい、美観を損ねてしまうと言う欠点もあります。
カットした表面がザラザラになってしまうのは、これまで当ブログでも何度かお伝えしている通りです。
触った感触はザラザラではないのですが、これもやはり見た目の問題です。

ただワイヤーカットについては、上のような欠点を除けばとても便利な機械で、この機械のみを専門に所有している工場も多く、レーザーなどに比べ精密で厚板もカット出来るので日本各地の工場で活躍しています。
弊社では3台所有していますが専門工場ではないので、ワイヤーカット単独で終わる部品は余り無く、旋盤やフライス加工との複合加工に利用しています。

カメラ用部品

  • 2010/06/26 10:38
  • カテゴリー:

ファイル 104-1.jpgファイル 104-2.jpg

普段弊社では毎日のように製作している部品ですが、企業のお客様の製品はなかなか紹介ができないため、当ブログでは初めて、本格的な光学部品をご紹介したいと思います。

古くから、「鏡筒」または「鏡胴」などと呼ばれている部品で、この中に複数枚のレンズが入る、光学装置の中でもかなり重要な部品です。
今回の部品は、レンズ3枚、スペーサー1個、押えネジ1個が付属品となりますが、全てをお預かりしてミクロン台で測定、設計・製図を行いました。
個人のお客様とは言え、高い精度を要求される部品ですので、企業のお客様と同等のレベルで製作致しました。
ネジに関しては、右上に写っているレンズに合わせて加工致しました。

鏡筒としては、弊社で普段製作している部品と比べますと、もっと数段難易度の高いものも製作していますので、中ランクと言ったところですが、今回の部品はレンズが0.01mmまでの数値を必要とする、細かな寸法になっていたので、全てレンズの代わりとなるゲージを製作し、加工を行いました。
弊社では1mm単位のゲージ類はほとんど完備しているのですが、0.1mm以下の単位の場合は、このようにゲージを製作するのが、光学部品メーカーで通常行われていることです。
手間は掛かりますが、できた品物は間違いのないもので、レンズを入れた時には、人の手の感触ではほとんど「ガタ(隙間)」の感じられない精度で仕上がります。

ギア部品

  • 2010/06/23 08:50
  • カテゴリー:

ファイル 103-1.jpg

アルミ製のギアをご注文頂きました。

現在ご使用中のプラスチック製ギアが破損してしまいましたが、それに代るものを製作して欲しいとのことでした。

今回のお客様には詳しく聞きませんでしたが、入手不可能な品物をワンオフで作って欲しい、というご依頼はとても多いです。

中でも今回のような駆動系の製品は摩耗したり破損したりして修理ができないのでお困りの事が多いようです。
ただギアの場合は注意が必要で、普通ギアは歯切り専門の機械で製作します。平歯車やウォームギアなど、ギアに合わせた専用の機械があり、私共のような汎用の部品を製作する工場では、普通は製作できません。

平歯車の場合は、平面上の、例えば薄い板を歯車の形状にカットすれば良いので、私共が得意としております、ワイヤーカット放電加工機による精密カットを行って歯車の形状に切断します。

今回の場合もそうでしたが、既存の歯車を一旦送って頂きました。
しかしながら歯車にはモジュールや圧力角、外径サイズなど必要な数値が幾つかあり、それらは簡単には測定出来ないので、お預かりしても弊社でそっくり同じ物は製作できません。
ただギアは若干遊び(隙間)があるのが普通で、よほど精密な合わせをご希望の場合は難しいですが、一般的な平歯車で良い、という事でしたら今回のように製作をさせて頂きます。
歯車の部分は一般的な形状に限りますのでご注意下さい。
それ以外の、例えば中央に凹みがあったり、周りに小さな穴を開けたりするような加工は弊社でも問題なく製作出来ますので、ギアとの複合加工も可能です。そのような場合は一度ご相談ください。

もう一点、ご注意頂きたいのが価格です。
現在も色んな装置で歯車がたくさん活躍していますが、普通歯車は、安く売られている大量生産品を使用する事が多く、例えば、歯切り屋さんに1個だけ作って下さい、とお願いしても余り良い顔をされない事が多いと思います。
お客様のイメージとしても、歯車は小さい物なら1個数百円、高くても数千円、というところだと思いますが、ギアは特殊な加工を必要とするので1個だけ製作すると驚くほど高価になる場合があります。
弊社では歯切り用の工作機械を使用するわけではありませんが、工程が多くて簡単な加工ではありませんので、どうしても価格が高くなってしまいます。
お客様には申し訳ありませんが、弊社にギアをご依頼頂く際には、予めご承知頂きますよう、何卒宜しくお願い致します。

バイク用部品 (つづき)

  • 2010/06/21 18:53
  • カテゴリー:

ファイル 102-1.jpgファイル 102-2.jpgファイル 102-3.jpg

前回に引き続き、A7075材を使用した部品をご紹介致します。

バイク用部品

  • 2010/06/18 19:34
  • カテゴリー:

ファイル 101-1.jpgファイル 101-2.jpg

以前ご注文頂いたお客様より、再びご依頼を頂きました。
毎度ありがとうございます。

今回は、アルマイトとしては珍しい、赤アルマイトの写真を掲載致します。
弊社で扱うアルマイトはほとんどがつや消しの黒アルマイトで、光学部品メーカーならでは、という特徴がよく出ていると思います。
その次が光沢白アルマイト、次が光沢黒アルマイト、という順です。
光学部品では、つや消し黒アルマイトの上に、更につや消し塗装を行う場合もあり、光の乱反射を特に嫌う場合にはこのような処理を行います。

個人のお客様では、そこまで必要とされる方は少ないので、白アルマイトが一番多く、次に黒アルマイトが多いかと思います。

さて今回の部品はバイク用のワンオフパーツで、何種類かまとめてご注文頂きましたので、2回に分けてご紹介させて頂こうと思います。
材質は全てA7075で、メッキが赤と黒、2種類あります。

形状は特徴的で、幾つかの工作機械を必要とする複合加工となっており、このような複雑な形状は、弊社で最も得意とするところと自負しております。

アルミ製プレート

  • 2010/06/12 09:34
  • カテゴリー:

ファイル 100-1.jpg

望遠鏡を載せるためのプレートを製作致しました。
全長は300余りと、私共が扱う製品としては大きなサイズですが、弊社工場にて問題なく加工可能です。

写真等は掲載できませんが、最近では、1m x 1m で厚みが40mmという、かなり大きなアルミテーブルを製作しました。
これくらいのサイズが、弊社工場で加工できる限界サイズです。

大型の製品は大型の設備が必要になりますが、弊社ではそのような大型の加工を専門に扱う工場とも取り引きがございますので、品質管理は弊社で行い、お客様へ確かな品物をお届け致します。

もし大型の製品でお困りのお客様も、是非一度ご相談ください。

タンパー 特価にて販売中

  • 2010/06/05 11:26
  • カテゴリー:

弊社で製造・販売をしております、エスプレッソマシーン用タンパー、MTPシリーズが、おかげさまで販売数100個を達成致しました。

最近何人かのお客様より、他社様の製品と比べ、使い心地、品質、コストパフォーマンス、全てにおいて勝っている等のご感想を頂き、大変嬉しく思います。

これまで販売した100個全てにおいて、厳重な品質検査のもと、お客様にお届け致しました。
これは光学部品を手がける弊社ならではの体制で、どんなお客様においても、同じ品質のものをお届けする、と言う事を心がけております。

現在、標準価格より約30%オフにて提供させて頂いております。
単価的には赤字覚悟ではございますが、お客様へ感謝の心を込めまして、特価にて販売させて頂きます。

この価格は在庫限りとなりますので、ご検討中のお客様は早めにお求めくださいますよう、お願い申し上げます。

タンパーの商品案内はこちら

アルミ部品

  • 2010/06/04 16:08
  • カテゴリー:

ファイル 98-1.jpg

アルミ製のリングを製作致しました。
材質は一般的なアルミ材、A5056Bで、白アルマイト仕上げです。

ステンレス部品

  • 2010/06/02 18:30
  • カテゴリー:

ファイル 97-1.jpg

ステンレス製のスペーサーを5個、製作致しました。

お客様からベアリングをお預かりして、ベアリングに合うように加工を行いました。
ベアリングは国産のものであれば規格通りきちんと出来ている物が多いですが、それでも万が一、と言う事もありますので、相手部品があって、精度良く、ガタが無いような合わせをご希望の場合は出来るだけ相手部品を送って頂くようにお願いしております。

お客様にはお手数をお掛けしますが、もし入らなかった場合、送り返したり、その分余計に時間が掛かったりする事もありますので、何卒宜しくお願い致します。

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